VIEW 08 — LAKE CRUISE

箱根遊船

伝統と新しい旅の体験が交差する、現代の芦ノ湖。

冨士急三十六景 | 江戸木版画

LOOK CLOSER

二隻が伝える船旅の楽しみ

お茶を楽しむ「大茶会」と、湖に浮かぶ緑の公園「SORAKAZE」。湖畔の平和の鳥居、湖面の色にもご注目ください。

BEHIND THE VIEW

この一景の物語

芦ノ湖の風景を彩る箱根遊船。湖上から望む富士山は、古くから多くの旅人たちを魅了してきました。本作品では、“お茶を楽しむ湖上体験”をコンセプトにした「箱根遊船 大茶会」と、“箱根・芦ノ湖に浮かぶ緑の公園”をテーマにした「箱根遊船 SORAKAZE」の遊覧船を主役にして描いています。湖畔には箱根神社の平和の鳥居も配され、伝統的な景観と新しい遊覧体験が交差する、現代の箱根・芦ノ湖の風景を表現しています。

HIGHLIGHTS

見どころ

版木に和紙を押し当て、摺る際に用いる「バレン」によって生じるムラや表情をあえて残しています。芦ノ湖の紅葉や水面も同様に、バレンの動きが感じられる「摺り」のニュアンスを加えるなど、紅葉によって演出される色の美しさと和紙の表情もポイントです。

HOKUSAI CONNECTION

北斎との接続

江戸時代、一番大きな乗物であった「船」は北斎も好んで描いたもののひとつです。四季文化を楽しむ人々の姿や視線を細かに描き、絵を手にした旅人が、そこに自身の体験を重ねて、思い出し、楽しむことも浮世絵が流行した一因です。北斎の優れた人物観察をお手本に、「箱根」という名所で味わう“複数の時間”を描いています。

この場所について

1911年7月に設立され芦ノ湖上で観光船事業が開始。富士急グループが伊豆箱根鉄道株式会社より遊覧船事業の譲渡を受け、2023年3月から芦ノ湖で事業展開開始。

箱根遊船
箱根遊船を描いた江戸木版画「冨士急三十六景」の拡大画像
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