VIEW 10 — FLOWERS

富士芝桜まつり

“現代の富士”を、現代の色で描く。

冨士急三十六景 | 江戸木版画

LOOK CLOSER

花色の重なりを楽しむ

繊細なピンクの濃淡と、画面右側の「ミニ芝桜富士」。人々が春の時間を楽しむ姿にも目を向けてみてください。

BEHIND THE VIEW

この一景の物語

春の富士山麓を彩る、関東最大級50万株の芝桜が咲き誇る「富士芝桜まつり」。作品では、濃いピンク、淡いピンク、白に近い色合いまで、芝桜の繊細な色の重なりを丁寧に表現しています。中央には“ミニ芝桜富士”も描かれ、花畑を歩く人々や春の時間を楽しむ人々の姿とともに、この季節だけの華やかな富士山麓の風景が広がります。

HIGHLIGHTS

見どころ

春の芝桜の現代的なピンクと華やかさ。伝統的な木版の摺りの技と和紙の風合いを芝桜の質感に活かしています。人々がそれぞれに手にしているものにも注目、時代の嗜好を表現しています。

HOKUSAI CONNECTION

北斎との接続

北斎は手前から奥まで焦点が合う「広角レンズ」のような視点を活用し、富士の三角形の反復を「相似形の反復」として数多く描いていました。リズミカルな反復描写は画面にリズムをうみだし、絵を生き生きとさせる効果があります。季節・天候・時間帯を巧みに演出する発想を、現代の春の観光風景にとりいれています。

この場所について

「富士芝桜まつり」は、2008年に始まり、山梨県「富士本栖湖リゾート」で例年4月中旬から5月下旬にかけて開催される富士山を彩る春の風物詩。

富士芝桜まつり
富士芝桜まつりを描いた江戸木版画「冨士急三十六景」の拡大画像
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